わが子が成功するお金教育

わが子が成功するお金教育(講談社+α新書)

わが子が成功するお金教育(講談社+α新書)

現代は自己責任の世の中。では、責任を取るって、どういうことでしょうか?

この本を読むと、それがよくわかります。

現代は、お金がないと生きていけません。お金の使い方は学校では教えてくれません。お金の話をするのは卑しいことだという風潮が、まだまだ強いからです。だから、お金の使い方は家庭で教えるしかありません。

では、どのように教えればいいのか。ポイントはこんな感じ。

  • 子供には、決まった額のお小遣いをあげる。
  • 子供が小遣いが足りなくなって泣きついてきても、我慢させる。
  • ただし、冷たく突き放す言い方は厳禁。

我慢させることで、子供たちは創意工夫するようになります。それが、将来の自立を促すのです。

まさにその通りですね。欲望を満足させてあげることだけが、愛情ではないのです。子供たちが、自立して生きていけるような術を身に付けさせることが、真の愛情なのですね。

また、「子供は親の背中を見て育つ。親が銀行に縁遠かったり、保険に疎かったりしたら、子供も将来そうなってしまう。」という指摘は、目からウロコが落ちました。

現代は自己責任の時代。特に、お金に関しては誰も助けてくれなくなっています。自分で責任をとるということ、そして、子供たちにそれをどう教えていくかのヒントが、この本にはつまっています。

子供を持つ親の方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。