わが子が成功するお金教育
- 作者: 榊原節子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 新書
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現代は自己責任の世の中。では、責任を取るって、どういうことでしょうか?
この本を読むと、それがよくわかります。
現代は、お金がないと生きていけません。お金の使い方は学校では教えてくれません。お金の話をするのは卑しいことだという風潮が、まだまだ強いからです。だから、お金の使い方は家庭で教えるしかありません。
では、どのように教えればいいのか。ポイントはこんな感じ。
- 子供には、決まった額のお小遣いをあげる。
- 子供が小遣いが足りなくなって泣きついてきても、我慢させる。
- ただし、冷たく突き放す言い方は厳禁。
我慢させることで、子供たちは創意工夫するようになります。それが、将来の自立を促すのです。
まさにその通りですね。欲望を満足させてあげることだけが、愛情ではないのです。子供たちが、自立して生きていけるような術を身に付けさせることが、真の愛情なのですね。
また、「子供は親の背中を見て育つ。親が銀行に縁遠かったり、保険に疎かったりしたら、子供も将来そうなってしまう。」という指摘は、目からウロコが落ちました。
現代は自己責任の時代。特に、お金に関しては誰も助けてくれなくなっています。自分で責任をとるということ、そして、子供たちにそれをどう教えていくかのヒントが、この本にはつまっています。
子供を持つ親の方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。