SMAP COOL

COOL

COOL

SMAP初のベストアルバム。ですが、ただヒット曲を並べたものではありません。
一流ジャズミュージシャンを起用し、バックトラックを録り直しております。
「006」の路線をさらに深くした、極上のポップサウンドが、これでもか!というくらい展開されているのです。

今回起用したミュージシャンは、プージー・ベル(Dr)、ヴィクター・ベイリー(B)、ジム・ベアード(Key)、オマー・ハキム(Dr)、ランディ・ブレッカー(Tp)、フィル・ウッズ(Sax)、ウィル・リー(B)、フィリップ・セス(Key)、ボブ・バーグ(Sax)、デニス・チェンバース(Dr)などなど。

なに、この暴走っぷり。

特に、ヴィクター・ベイリーとオマー・ハキムの名前を同時に見ると、どうしても後期ウェザー・リポートを思い出さずにはいられません。(二人が組んでいる曲はないですが)プロデューサーの趣味がうかがえますな。

特に絶品なのが、1曲目の「雪が降ってきた」。すべて打ち込みだったシングルのアレンジはそのままで、リズムセクションをプージー・ベルとヴィクター・ベイリーのプレイにしただけなんですが、それだけでまったく違う曲みたいに聞こえます。曲の勢いと言うか、うねりが全然違うのです。さすが、一流ミュージシャン。機械なんかに負けておりません。

また、「10 doller」のデニス・チェンバースとウィル・リーのプレイもものすごい!初めて聴いたときは、鳥肌が立ちました。

このアルバムにあまりにも衝撃を受けた私。以後歌もののCDを買ったときは、「誰が演奏しているのかな?」とミュージシャンのクレジットからチェックする、イヤな奴になっていったのです。