都道府県はブームなのか

最近本屋に行くと、日本の都道府県地図を題材にしたムックを、よく見かけるようになりました。

まあ正直なところ、日本の都道府県をすべて正確に位置まで把握している人って、実はそんなに多くはないのではないかと思います。埼玉県に住んでいる人は、島根県とか、岐阜県の位置をよく忘れるみたいです。

ですから、こういう本が売れるのでしょうね。

そんな、都道府県を題材にした本の中で、面白かったのがこの本。

バカ日本地図―全国のバカが考えた脳内列島MAP

バカ日本地図―全国のバカが考えた脳内列島MAP

  • 名古屋は県名だと思っていた。
  • 鳥取砂丘しかないと思っていた。
  • 新潟の字は難しすぎる。

などの誰もが思っていたことをいちいちバカ正直に汲み取って、本当に日本地図が書き換えられていくのです。大爆笑。特に、佐賀がSAGA(伝説かよ)になるまでのくだりが圧巻です。

また、現在放送中の「仮面ライダー響鬼」の劇場版には、都道府県に題材をとった仮面ライダーが登場するようです。

東京は歌舞鬼(カブキ)でずばり歌舞伎、大阪の西鬼(ニシキ)はトラがモチーフ、名古屋の煌鬼(キラメキ)は金のしゃちほこをあしらい、福岡の羽撃鬼(ハバタキ)はタカをデザイン、そして札幌の凍鬼(トウキ)はクマと、それぞれに地元色やプロ野球の球団を生かしたスタイルだ。

仮面ライダー響鬼では、「都道府県に一人ずつライダーがいる」という設定のようですから、いつか47人の仮面ライダーを見る日が来るのでしょうか。

そして、萌えマンガの世界でも、都道府県を取り入れた方が現れました。

今はなきヤングマガジンアッパーズで、「全日本妹選手権!!」というものすごい濃いオタクマンガを描いていた堂高しげる先生。5月末に創刊された、講談社月刊少年シリウスでの新連載、「もえちり」で、なんと47人のヒロインを登場させました。同じ講談社で31人のヒロインを登場させた、「魔法先生ネギま!」に対抗する気満々みたいです。

うーん。こりゃすごい。

やっぱり、都道府県はブームなのかなあ。